遠距離恋愛ゲイの独り言〜ふたたび

旦那と15年以上遠距離恋愛しているゲイのブログ。日常の些細な悲喜交々を気の向くままに。

小さな暮らしへ思いを馳せる

このところ、実家から隔日通勤している。

仕事以外は、高齢の親を病院に連れて行ったり、買い物や家事など何かと忙しい。

唯一ゆっくり出来るのは、寝る前と土日の散歩の時のみ。


実家は都心から1時間ほどの郊外にある。

そこは、近くに山があり、小川が流れ、畑が広がり、長閑そのもの。

今の時期、天気が良ければ、絶好の散歩コースとなる。

ブログにこれまで何度も書いているけれど、自分は散歩が好きだ。

同じことを考える人ばかりなのか、或いは運動不足を解消するためか、休日の日中は、コロナ禍以前より、ずっと沢山の人が出てきている。特にランニングや公園でのストレッチする人の多いこと。勿論東京なんかに比べたら、全然少ないかもしれないけれど…


澄みきった青い空、緑深まる樹々、小鳥のさえずり、それらを目にしたり耳を傾けていると、現在、世界中が大変なことになっていることを一瞬忘れそうになる(忘れたくなる)。


何も楽しみが一切ない現在。

でも、ボーッとしながら誰もいない山道を、ひとりゆっくり歩くだけで、マイナスイオン効果?なのか、心は少しだけ軽く穏やかになる。


木のベンチに腰掛け、ひと休み。


これまでの、海外や国内のあちこちを旦那と旅行したこと、そして美味しいものを食べたり、いろんなお土産を買ったりしたことを、思い巡らしてみる。


(あの時は楽しかったな…この騒動さえなかったら、今年も旦那とヨーロッパで10日間過ごせたのに…)


コロナ禍により、様々な思い出の全てが、夢や幻だったんじゃないか?そんな気さえしてくる。


今は、どこかわざわざ遠出したり、豪華なものを食べたり、何か買いたいといった欲望は一切消えてしまった。

むしろ、現状に自分は十分満足している(そう思い込もうとしてるだけ?)。


生活に最低限必要なこと以外、こうして何もかもストップしてみると、この世の中がいかに余剰なものばかりで溢れていた?とさえも思えてくるから不思議。


もう今までのような物質的な豊かさを求める生き方ではなく、シンプルライフへ…それもいいのかもしれない。


いっそのこと、旦那の住んでいるところに移って、そこで仕事を探すっていうのはどうだろう?

こんなこと思えるのは、今だけかな?


旦那に話したら、

「え?俺がそっち行くよ」

ってなるだろうな…


ああ、こんな話取りとめのない話を、彼と面と向かって話したい。そんな時が来るのはいつだろう?今はひたすら我慢の時…


でも、どんなに世の中が停滞しようとも、季節だけはまたひとつ進む。

もうすぐ5月だ。