遠距離恋愛ゲイの独り言〜ふたたび

旦那と15年以上遠距離恋愛しているゲイのブログ。日常の些細な悲喜交々を気の向くままに。

杞憂だったらいいのにな…

日本国内で新型ウイルス感染者が続々と出始め、世間でさらに大騒ぎになり始めた週末、自分は新幹線に乗っていた。


自分を含め、車内はほぼ全てマスク姿。それはもう異様な光景だ。

前に座る女性なんて、手持ちの小さな除菌スプレーを、座席の手摺りやテーブルに吹きつけ、テッシュで拭いていた。


(そこまでやる人もいるんだ…)


「手洗い、うがい、マスク着用」はもちろん、「なるべく人混みは避けて!」なんて声高に叫ばれている中、よりにもよって一体何処へ向かうのか?

それは旦那の住む街。

だってだいぶ前からチケット買ってたから…

遠距離付き合いだとこんな時にも影響があるのだ。


普段旦那のところに向かう際の新幹線だったら、小旅行気分で気分も高揚しまくっていたはず。だが今回は全く違う。


(どこで誰から感染するかわからない)

 

必要以上に緊張してしまう。

たまに大きなくしゃみを連続でしている人がいて、見るとそういう人に限ってマスクもせず、口もハンカチで押さえることすらしないんだ。思わず舌打ちのひとつもしたくなる。


そして今もうひとつ気がかりなことが…

それは、GWに予定している旅行のこと。


今年の正月、衝動的にヨーロッパ行きの旅券を購入したことは、新年最初のブログにあげたとおり。


その旅行だけをひたすら楽しみに、日頃の様々なストレスに耐え、黙々と仕事をこなしているというのに…


このまま感染拡大が続けば、行き先が日本人入国禁止になってしまうかも。

もしも仮に行けたとしても、それはとてつもない緊張を伴う旅行になるだろうな。


以前、旦那と旅行した際、アムステルダムのゲイバーに興味本位で入ったことがある。

だが、入ってすぐに、他の客から

「yellow…」と言われ、旦那が激怒。

何も頼まずに即店を出たっけ。


あの時、

「普段さんざん差別を受けているゲイ同士のはずなのに、ヨーロッパではアジア人だというだけでさらに別の差別がある」

そんな二重の悲しみを感じたものだ。


GWに旅行したら、また似たような思いをすることになるのだろうか?


あ〜あ、年初めに予約した時、こんなことが起きるなんて思ってもみなかった。


いろいろ思い巡らしているうちに、旦那の待つ目的地に到着。


いつも行くと必ず海外の旅行客でごった返している駅だけど、なぜか人が少ない気がする。

やっぱり日本に来るのを控えている?


旦那に会って早々、肺炎の心配を話す。

すると…


「大丈夫じゃないの?多分GWまでには終息するよ」と旦那。


ーー何でそんな風に思える?


「だって、そういうウイルスは暖かくなれば活動出来なくなるんだよ」


ーー本当にそうだろうか?

終息宣言が出たとしても、海外行ったらまた前みたいなアジア人差別されたらどうする?


「ああ、俺がイタリア人に間違えられた時のこと?」


ーーは?何言ってんの?


そうだった…以前、旦那とドイツ旅行で某革製品の店で免税手続きをし、パスポートを見た女性店員から、旦那だけが、

「イタリア系かと思ったら日本人なのね!」ってお世辞みたいに言われたんだっけ。

あの時の旦那の得意満面なことといったら…

そういう事だけは憶えているんだよな。

逆に「yellow…」って言われたことはすっかり忘れてた。


「まあ、そんなこと今からいろいろ悩んでも仕方ないだろ?それより、今夜何食べるかの方が大事だよ!焼肉屋の席が空いてるかが気になるよ!」

 

(はあ…こんな呑気で楽観的になれたらいいよな…)

そのくせ、


「東京ではマスク買えた?どこも完売なはずなのに、何でみんなつけてるんだろう?どこで売ってるのかな?」


一応旦那も普段マスクはつけてるらしい。


「とにかくあまりネットの意見やら推測に惑わされない方がいいぞ。みんな騒ぐのが好きなだけなんだから」


そう言われても、連日次々発症者が出ている現実。やっぱり不安は募るものだ。


このまま感染拡大していったら、海外どころか国内移動すらままならくなってしまって、旦那と今よりもっと会えなくなってしまうかも…


ああ一体、この肺炎騒動はどうなっていくんだろう?

週末聞いた話では、一部の企業が防衛策を始めたとか。

明日から自分の勤務先でも必要以上に騒ぎそう。

GWまでに何とかならないかな…

この心配が単なる杞憂だったらいいのにな。