遠距離恋愛ゲイの独り言〜ふたたび

旦那と15年以上遠距離恋愛しているゲイのブログ。日常の些細な悲喜交々を気の向くままに。

怒るに怒れないのは…

旦那とは毎日必ず3回くらい電話をする。

一番長く話すのはやっぱり夜。


ある日の夜、電話をしてきた旦那の声が妙に上ずっていて嬉しそう。何か楽しいことでもあったのだろう。

こちらが聞く前に、旦那の方から切り出した。


「今日さ、久しぶりに◯◯の湯に行ったんだよ。そしたらさ…くくく」


旦那が電話ではしゃぎながら話す時は決まって自慢話しかない。いつもそうだ。


「◯◯の湯」は、彼の家から歩いて30分くらいのところにあるスーパー銭湯

そこでは1,000円弱で、露天風呂、炭酸風呂、電気風呂、ジャグジー、サウナなどが楽しめる。

自分も旦那の家に行くたび、そこに連れていってもらっている。

彼の家の周辺は娯楽施設が少なく、スーパー銭湯くらいしかない。そこは休日はもちろんのこと、平日でさえも夜は大勢の人で賑わっている。


自慢話だと分かりつつも、何があったのか聞きたくなる。すると…


「ほら、あそこにジェットバスがあったんだろ?水圧の凄いあれ!憶えてる?」


もちろん憶えてる。

そのジェットバスは3つほど並んであり、首もとに冷たい管が当てられるようになっており、背中、腰、太腿、足裏に強めの気泡や湯が噴出して実に気持ちがいい。

彼も自分も腰や足裏に効くので、好んで入っていた。


「そこに入ってたらさ、すぐ隣に誰かが来てさ、その人も並んで仰向けになってジェットにあたってるんだよ。そしたらさ…くくく」


だんだん何があったのか予想がついた。

そのジェットバスは浴場の隅にあり、利用者からは見えにくいのだ。


「ジェットで仰向けになってたらさ、お湯の中でいきなりさ、隣の男が俺の太腿を触ってきたんだよ!いきなりだよ!」


ʅ(◞‿◟)ʃ   


(やっぱり!どうせそんな話しだろうと思った…)


「でさ、俺ビックリして、思わず“ウワッ!"って声出しちゃってさ、で、その隣の男を見たらさ、なんと大学生くらいの若〜い子だったんだよ!くくく」


もう嬉しくて仕方がないみたい…イライラ。

思わず自分は、


「またイヤらしい目で若い子のことジロジロ観てたからじゃないの?!ったく!!

で?ヤッたの?その若い子と!」


「ヤルかよ!知らない人だよ!」

と旦那。


「……」


「俺が声出したら、向こうもビックリした顔して、“すみません“って言って頭下げたんだよね。だからそのまま。でもさその後でさ…くくく」


(まだ続くんだ…)


「その子が俺に向かって、”イイ身体してますね!“って言うんだよね〜だから、“ヨットで鍛えてたんですよ〜"って言ったんだよ。くくく」


もう旦那の笑いが止まらない。


「会話まで交わしたの?!何それ!向こうは完全に誘ってるじゃない!!もう”仲間“だってバレバレだよ!それにヨットやってたって何十年前だよ?!大学時代の話でしょ?最近ジムですらサボってるくせに!!」


と声を荒げる自分。

それでも旦那はへいちゃらで、


「だって嘘じゃないよ!俺ヨット部で結構活躍してたんだよ!写真だって見ただろう?それに二の腕なんか今だって凄い太いの知ってるだろう?」


ハイハイ、その自慢話はもう聞き飽きました。何度も同じ写真見せられたよ。(-。-;

もう耳にタコ!


旦那はそんなことはお構いなし。


「俺って、若い子からもカッコイイ!って思われてんだなぁ〜くくく。年齢より若く見えるんだろうな〜くくく」


\\٩(๑`^´๑)۶////


若い男に声をかけられたのがよほど嬉しいのだろう。


「で?ホントにそれだけ?その後ナニかしたんじゃないの?!」


「は??君、しつこいな!何勘違いしてるんだよ!あそこは普通のスーパー銭湯だよ!知ってるだろ?あんなところで何するんだよ!」


さすがにムッとした感じ。


まあ、そう言われればそのとおりなんだけどね…

確かに普通の銭湯でナニかをするなんていうことは考えられない。

だから旦那に対してしつこく怒ったりするのは間違ってはいるわけで…


自分が怒ることができないのは、実は去年の夏、自分にも「あること」があったから…(過去記事「街の銭湯にて」参照)。

 

cherrybeargo.hatenablog.com

 

一時の過ち?

そう!ホントにこれっきり何もない。


それでも旦那には言えやしない…絶対にね。