遠距離恋愛ゲイの独り言〜ふたたび

旦那と15年以上遠距離恋愛しているゲイのブログ。日常の些細な悲喜交々を気の向くままに。

身なりに構わなくなると…

来週はもう9月。

朝晩と、ほんの少しだけ気温が下がってきたけれど、やっぱり日中はまだ暑い!!(>_<)


朝起きてシャワーを浴びて、いくら冷房のきいた部屋に居ても汗がダラダラ。

それでも当然仕事には行かなければならないわけで…


クールビズとはいえ、さすがポロシャツに短パンというわけにもいかず、上はワイシャツ、下はビジネスパンツ。


その日も、クリーニングから戻ったシャツに袖を通し、少し腕まくろうかと、ふと両袖口を見ると…


(あ!まずい…両方ともほつれてる!)


腕時計とかで擦り切れ、糸も出て、なんだかくたびれた感でいっぱい。


(どうしよう…今から他のに着替えようか?でもなぁ〜今日は来客予定もないし、少し捲ってしまえば見えないだろうから、まあ、いっか…)


そう思ったのが運の尽き。

そのまま家を出てしまった。

………

職場に着くと後輩が、


「午前中、システム会社の人が新しい担当を連れてくるので、一緒に挨拶をしてほしい」

というではないか。


勤務先では制度改定に伴い、社内に新システムを構築中。

業務委託先のプログラマーや営業の人などが日々やってくる。


(え〜!)


お客が来るなら、腕捲りのままではさすがにまずい。だが、ワイシャツの袖口がほつれているのが見えちゃうな。


さらに、気づいたこと。


(爪が少し伸びてる…)


自分は男で爪が長いままにしてるのが大嫌い!とにかく不潔ったらしい。

なので、必ずいつも深爪になりそうくらいまで、切るようにしている。

それが今日に限ってすっかり忘れていた。

もちろん目立つほど伸びてはいないけど、やっぱり気になってしまう。

………

10時にシステム会社の新旧担当者が到着。

うだるような暑さの中、ふたりともネクタイこそしていないものの、ジャケットも羽織り、きちんとした様子。いかにも「仕事出来そう」オーラを醸し出している。

そして新しい担当者を見た瞬間、


(おお!カッコいい!!)


そう、実に自分好みの顔立ち。おまけにガッチリ太めの男だったのである(だからといって何かあるわけではないけれど…(^^;;)


そのガッチリ君は白い歯を見せながら、名刺を差し出してきた。

少しドキっとしながら、慌ててこちらも名刺を渡す。だが、袖口が気になりぎこちなくなってしまう自分。

相手はパリッとした綺麗なYシャツ。

自信たっぷり!堂々と溌剌としている。


一方の自分は何となく引け目を感じながら、


(あ〜あ、こんなことならYシャツ着替えてくればよかった…)


もう後悔しきり。

 

思えば、自分がもっと若い時、街や電車で、身なりに全く構わなくなった中年以上の男を見るたび、


「どうしてこんな格好で平気で外に出てきちゃうんだろう?自分は将来、絶対こんな風にならないように気をつけよう!」

ってよく思ったものだ。

 

その姿とは、

昔仕事で着てたけど捨てられない黄ばんだ古いワイシャツに、流行遅れのよれよれスーツのパンツ。

髪も伸びきって、爪も切ってない。

つい最近も、転勤中の同年代の同僚に久しぶりに会合で顔を合わせた際、彼がまさにそんな感じの身なりになっていたので、驚きを隠せなかった。

昔は結構着るものに気をつかう人だったのに…一体どうして?

 

若い頃は誰でも少なからず、他人の目を気にして、きちんとした身なりをしようと心がけるはず。

だが、年を重ねるにつれ、

「誰も見てないんだから何でもいいや!」

と何も考えずに、顔もろくに洗わず、汚れていようが、ただそこら辺にあるものを着て外に出てしまう。身だしなみも全く構わない。

 

そうなった瞬間から年齢とは別に、精神的に老いていく気がする。

一度でも構わなくなると、どんどん身なりが崩れていく。

自分のことすらどうでもよくなる人間は、他人に対しても同じで、「自己本位」になりがちだ。

今朝の自分はまさにそうだった…反省。


ずっと着ていない服をどうするか迷ったらそれは捨てる。着た時自信がなくなるようなものは、絶対要らないもの。

「そのうち着る」ことはないはず。


袖口のくたびれたワイシャツについては、


「もう今日限り、実家での作業用にしよう…」

 

お払い箱行き決定(スパっと捨てられないのがまだダメ?)


べつにブランドにこだわって、上から下までカッコつける必要なんてない。


「この残暑厳しい時にそんな身なりになんて構ってられっか!」

っていう思いもわからなくもない。


それでも、ただ、こざっぱり清潔感のある格好を意識するだけで、だいぶ違う気がする。


「人は見た目ではない」

とはよく言うけれど、人に与える印象って結局見た目なんだよね。


え?誰もそんなの見ていないって?


いやいや、

「誰かが見てるから」

ではなくて、やっぱり一番嫌なのは自分なのである。