遠距離恋愛ゲイの独り言〜ふたたび

旦那と15年以上遠距離恋愛しているゲイのブログ。日常の些細な悲喜交々を気の向くままに。

新しい時代に誓うこと

元号が変わったGWの真っ最中、自分は実家の庭の草むしりに来ている。

あ〜腰が痛い…少し前にもやったはずなのにもう一面びっしり。

雑草(という名前の草はないけれど)ってホント強い…むしってもむしっても生えてくる。


(自分も雑草のような図太さ、逞しさが欲しい!)


深い溜息をつきながら、頭の中では勤務先のある女性のことをずっと考えていた。


GWに入る数日前のこと。

自分が所属する人事部宛に、地方支社の責任者から、ひとりの社員が来月末に退職するというメールが届いた。

退職者は今年に入ってこれでもうふたり目。


今回辞めるその社員は自分と同期の女性。

彼女とは入社の頃一緒に研修を受け、結構仲良くしていたものだ。やがて彼女は結婚して出産。産休明けにすぐ復帰したので、きっとこのままずっと働き続けるんだろうなと思ってた。

そんな彼女が突然退職。やっぱり専業主婦になるのかな?いいなぁ〜


だが退職理由を知って愕然とした。

なんと彼女はクライアントのひとりである女性社長に誘われ、今年の総会で上場を控えた某社の役員のひとりになるという。


(ええ〜!!ただの転職じゃないんだ…凄い転身!)


打ちのめされるというのはこの事だ。

一昨年も退職して他社の役員になった人がいたけれど、彼は相当年配者だった。

今回退職する彼女は自分と同い年。


(ああ…羨ましい)


20代ならいざ知らず、もう決して若くないにもかかわらず、しっかり次の確たる地位を決めて辞めるなんて…カッコいい、いやすごく悔しい!


こう言っちゃなんだけど、彼女は派手な容姿というわけでも特別な才能があるわけでもない。

性格は結構控え目なタイプ。

ただものすごく人柄がよく、丁寧に仕事をする人(まあそういう人は世の中いくらでもいるわけで…)。

そんな彼女がどうして???

 

その日の夜、旦那に電話で聞いてみた。

すると

「運だけじゃないと思うよ。きっとその人はずっと辞めること考えてて、そこに至るまで努力したり結構いろいろな人にこっそり相談してたんじゃないかな?」


さらに旦那はこう続けた。


「君も信用できそうなクライアントとかにそれとなく相談してみなよ。勉強をしていく他にツテを頼ることも大事だよ。何か足がかりになるかもしれない」


(そうか…なるほど)


今まで誰かに自分のことを話したり、相談したりすることってなかった。

その必要性がなかったということもあるけれど、何よりも「誰かに頼りたくない」「自分の話(ゲイ、独身ということもあって)をしたくない」と頑なに思っていた節があった。


旦那にですら重荷になりたくなくてそういう話はこの前までなるべく避けていた。


「取り入る」とか「頼る」とまではいかないまでも、信頼できそうな人に相談くらいはしてもいいのかな?と考え始めている。


人はひとりでは生きられない。

たまに人生の先輩と話をして損はないんじゃないかと…

もちろんそれが全て自分にとってプラスになるようなものでないかもしれず、相談を嫌がられたり、自分の意見を否定されるかもしれない。


でも何もせずに状況が変わるのを待っていたって始まらない。

独りよがりに浸るのではなく、他人からの客観的なアドバイスはきっと何らかの薬になるはず。

もう「いつか誰かがどうにかしてくれる」といった甘い考えは捨てよう。

のんべんだらりとしているのではなく、時には思い切った行動をして自分で道を切り開いていかなければ前に進めないことは確かだ。


今までぬくぬくと過ごしてきちゃったけれど、早く脱却するためにこんな環境に置かれたんだ!

羨んでばかりいたって何も生まれない。

退職する同僚の女性が新しい可能性を示してくれた。これからはもたらされた一筋の希望に向かってひたすら進もう!


自分は年末年始とかに何か特別な思いを抱いたことがない。

今年元号が変わろうがふーんって感じで、これからも何も変わらないと思ってた。

でも今は違う。


(この状況から絶対脱する!自分の力で絶対良く変えてみせる!)


新しい時代の幕開けと共に、自分の中に静かな闘志がみなぎってきた。