遠距離恋愛ゲイの独り言〜ふたたび

旦那と15年以上遠距離恋愛しているゲイのブログ。日常の些細な悲喜交々を気の向くままに。

春は何かと悩ましい

4月になって10日が経過。

新しい環境になって、フレッシュな気持ちで希望に燃える人、気が滅入って憂鬱な人、それぞれであろう。


いつもの自分なら、


「そろそろ暖かくなってきたから旦那とどっか遊びに行きたいな~今月はいつ会えるかな~?GWはどうしよう?」


なんて呑気なことばかり考えていたはず。

だが今年は違う。


リフレッシュ休暇の直前、突然の異動命令が下され、全く未経験の部署へ行くことに…

今月1日付の辞令ではあったが、引き継ぎの関係でフロア移動と実質的な稼働は明日から…


年功序列で“名ばかり管理職”のひとりとなって5年余り。その間ただ黙々と仕事を続けてきた。

自分は与えられた任務だけは十分こなそうという気持ちが常にあり、実際やり遂げてきた。

でもそれはやる気云々よりも、周りから何か言われるのが嫌なだけ。ただの自己防衛に過ぎない。


勤務先の管理職には階級があり、自分は下から2番目。近年管理職は外部からの重用もあり、転勤をしない限り自分はきっとこのままだろうと少し安心していた。

何しろ自分は、極力勤務先とは関わり合いを持たずに距離を置きたいと考えるタイプ。飲み会をはじめとする社内行事も最低限の参加にとどめてきた。

なので上が退職したことで持ち上がり人事で管理職になった時は、

「ついに片足突っ込んじゃったか…」

というガッカリ感の方が強かったことを今でも憶えている。

もともと「出世欲ゼロ」「派閥意識ゼロ」「帰属意識ゼロ」「時間外労働大嫌い」というヤル気ゼロ人間。

仕事以外は「なるべくゆっくりしたい」「余暇の充実」「旦那との時間をもっと取りたい」というグ~タラ気質。

世間からみれば、きっと

「いい年した大人がこの自覚のなさはどうなの?」

という感じだろう。


そんな自分が何の因果か、激務の「人事部」に異動。人事部は猛烈社員ばかりで「人事制度改革」の真っ最中。今年の秋には新制度導入のため、これから中心となって全社員と交渉していかなければならない。

今は準備に向けて、部員らは連日23時近くまで残業続きだという(実際先週少しだけ顔を出した日もそうだった)。


(制度も全く理解してない自分が務まるだろうか?無謀過ぎる人事だ…)と不安が募る。


その他にもいろいろある。

勤務先は半官半民のため、生え抜きの者以外、外から来ている者も結構いる。

いろんな人間が入り混じり、モンスター社員やメンタルを病んでしまった社員も少なくない。

それを一手に引き受けるのが人事部の役目。

考えるだけでゾッとする。


「許されるのであれば転勤が絶対ない一般職にでもなって、毎日定時で帰りたい」という自分。

それが責任がさらに重くなり、

「ついに両足を突っ込んでしまった…抜けられない!」

毎日溜息の連続である。


職場の同僚も態度が一変。

急によそよそしくなり、警戒心を抱いているようだ。中でも怒り心頭なのが、地方に転勤させられ武者修行中の同僚や先輩社員達。


「何で知識も経験もない奴が人事部に行くんや?」

「転勤してもいないくせに、どうやって上に取り入ったんや?」

「昔俺がアンタくらいの頃はもっと大変だったから今は楽ちんだわ!」


と口々に言い立てる。


でも一番納得していないのはこの自分。

何せ労務全般全くの素人。

 

(それなのに一体何故??)


「火中の栗を拾う」

「消去法」

「毒にも薬にもならない」

 

ネガティブな言葉だけが頭に浮かぶ。

やがて導き出したひとつの答え。

 

「独身だから…」

 

そうだ、勤務先は家庭持ちには好待遇だが、独り者は冷遇される傾向にある。

きっと、自分はどうせ暇だからかなり無理させても大丈夫と思われたのではないか?

 

これからさらに自分の時間が無くなったら旦那にも会えなくなる…


(ああ、専業主夫になっちゃいたいよ)


旦那に電話で言ってみた。

すると…


「え?ひとつの家庭にふたりも“主夫”は要らないよね?」


「は??」

 

(何で冗談でも「安心しろ!いざとなったら、俺が食べさせてやるから!」っと言えないんだろう?)


(;一ω一||)ムカッ!もういい!


始まってもいないのに今からこんなに憂鬱になるなんて…去年の今頃は平穏だった。

いい時って続かない。


いや、待てよ。

悪い時だってそう続かないはず?

「何とかなる!何とかする!」

自分が好きなブロガーさんが励ましてくれた言葉。


そう!今まで何とかならないことってなかった。今回もきっと…そう信じたい。

はぁ〜春は何かと悩ましい。