遠距離恋愛ゲイの独り言〜ふたたび

旦那と15年以上遠距離恋愛しているゲイのブログ。日常の些細な悲喜交々を気の向くままに。

夢のような時の中で、夢であってほしいこと

この日をどれだけ待ったことだろう。

今、自分はとても好きなところにいる。

世界と繋がるための場所。

そう、ここは空港。

あと数時間でヨーロッパに向けて出発する。

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空港はいつ来ても胸が踊る。

特に国際線ターミナルは、免税店から放たれる異国情緒溢れる香りで満たされ、旅の期待と高揚感をさらに高めてくれる。

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これから少しだけ、日常から解放される…まるで夢のような時間。

半年前に予約をして以来、ずっとこの旅のことだけを考えてきた。


だが今週月曜日のこと。

最終の準備をし始めた矢先、突然楽しい時間に影を落とすような出来事が…


朝、自分は上司から会議室に呼ばれ、扉を閉めるように言われた。


(何だろう?まさかリフレッシュ休暇を延期しろとか言うんじゃないだろうな?)

 

緊張した面持ちで椅子に座る。

すると…


上司「異動が決まったぞ!」

自分「え???異動?!?!私がですか?」

上司「そうだ!4月1日から人事部だ!」


ガ━━(゚д゚;)━━ン!!

突然頭をガツンと殴られたような感じ。

「好事魔多し」とはこのこと?


人事部は激務の上、とにかく大変な部署だ。

何で自分が…(T-T)


さらに「3月22日までに10,000字程度の課題論文を提出せよ」と言う。

出発は15日。その前に絶対出していかなくてはならない。


(今から数日間で出来るだろうか?間に合うかな?)


話を終え、会議室を出る前に上司が一言。


「嫁さえいればもっと上を狙えるぞ!今から探せ!」


自分は何も返答しなかった。


(こんな時代錯誤も甚だしい上司ばかりのところでこのまま仕事を続けられるだろうか?)


だが組織にいる以上、転勤でもないのに異動を断る理由がない。


結局その日から帰宅後、連日寝る間も惜しんで論文を書き上げ、旦那にも見てもらい、昨日夜にどうにか提出。


(間に合ってよかった…でも大変なのはこれからだ)


人事部になんて異動したくない!

出世なんかしたくない!

自分の時間が無くなるだけ!

遠距離の旦那と会える機会が減ってしまう!

仕事辞めて旦那のところで専業主夫になりたい!


こんなことばかり思っている自分は、やる気のないダメ人間?


(ああ、異動の話が夢であったら…)


窓の外に広がる滑走路には、無数の光が煌めいている。

ぼんやり眺めていると、もう何もかもどうでもよくなってしまう。

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(まあ、今考えても仕方がない。忘れよう…)


せっかくのリフレッシュ休暇なんだから、気持ちを切り替えて旅行のことだけに集中しよう!

もうすぐ旦那も到着する。


明日から非日常の始まりだ。

行ってきます…