遠距離恋愛ゲイの独り言〜ふたたび

旦那と15年以上遠距離恋愛しているゲイのブログ。日常の些細な悲喜交々を気の向くままに。

若き後輩

子どもの頃、何でこんなものが好きだったんだろう?

今考えると不思議でならない…そんなものってないだろうか?


遥か昔、自分が夢中になっていたものは、ウルトラマンファミリーのひとり。

メインキャラではなく、超マイナーキャラクター。


それは…


ウルトラマンキング!!!


え?

何それ?って?


ウルトラマンキングっていうのはね、簡単に言うと、ウルトラマンファミリーの中の長老的存在(らしい)。


あんまり出てこないから興味ない人は全く知らないよね。


確か、親に連れていってもらったデパートの玩具屋で見たフィギュアに一目惚れ。

以来、寝ても覚めても、キング、キングと唱えてた(らしい)。


あの貫禄ある風貌(^^)やコスチュームに、幼いながらどこか心惹かれてたんだろうな。

その頃すでに自分の中に、「オヤジ好き」が萌芽していた(^^)


この話をたまに会う毒舌オネエさんに話すと、


「アンタって、昔から根っからのオヤジ専で、ずっとオヤジを欲しがってたのね~」


ってからかわれる。


そんなオヤジ好きの自分も年を重ね、今やすっかりオヤジと化している…ああ、時の流れは何とやら(^0^)/


勤務先でも当然中堅部類になり、気がつけば、若い後輩がぞろぞろ。

その後輩のひとりにE君という子がいる。


E君は、昨年大学を卒業して4月に入ってきたばかり。


実は、彼の一次面接に立ち会っているのだが、多くの候補者が判で押したようなマニュアル回答をする中、彼だけは借りてきた言葉ではなく、自分の言葉でしっかり話しの出来る子。

ガツガツいやらしいところもなく、控えめな印象が良かった。


自分の勤務先の若手の多くは、「意識高い系」で自己アピールが過ぎるタイプが多く、結構扱い辛い。その中でE君はスレたところがなく、物静かでコツコツ仕事をするタイプ。


その彼が外部研修も終え、今年になって自分と同じ部署に配属となり、隣の席に座っている。


彼は高校、大学とバレーボールに明け暮れていたそうで、身長は180近く。

最近はジム通いが趣味で、胸板がかなり厚く、大胸筋の盛り上がりはワイシャツの上からも分かるほど。

日に日にガッチリムッチリしてきて、太腿や二の腕の太さに、時々ドキッとしてしまう。


彼のいいなって思うところは、同じ世代の連中と群れることなく、自分だけに懐いてくるところ。

それともうひとつ。絶対恋人の話をしないこと。

地味ながらも男らしく端正な顔立ちをしており、女性にモテないはずがない。

でも女性の話は全く出ない(こちらもE君に、彼女の有無なんて尋ねないけど、いないはずがない)。


週に数回一緒に昼を食べに行くと、気が緩むのか、リラックスして彼の口も滑らかになる。


彼は聞いてもいないのに、

「休みの日は男の友達と家でゲームしてました」

「野菜ソムリエの資格の勉強しています」

とか、そんな色気のない話ばかりで、ちょっと嬉しい(^^)

独身の自分に気をつかっているのかな?


いろいろ話しを聞いていると、ものの考え方など、どこか自分と似ている気がするのだ。

時には、オフィスでは見せたこともない柔らかな表情をみせることも…


ここのところ同僚らから、


「◯さん(自分のこと)は、E君と話している時、いつも楽しそうですね~」


と言われたり、


旦那からも


「Eっていう子の話ばかりだな」


と電話でチクリ。


(まずい…)


自分では平静を装っているつもりが、知らず知らずに態度や言葉に出てしまっているみたい。


自分のせいで、勤務先で彼に変な噂が立たないよう気をつけなければ…


それでも、彼が伏し目がちな笑顔をふと見せるたび、自分の中に何とも言えない感情が沸き起こるのだ。


この気持ちは何だろう?


恋?

まさか!(^_^;)

自分は年上しか興味がない(オヤジ好き)はず(^^;)

確かにあの若々しい身体を目の当たりにするとドキドキすることもあるけれど…決して性的にどーのこーのという気はない!


自分は、ただ彼が変に世間ズレせず、早く一人前になってほしいなって思うだけ。

じっとそばで見守って、必要あらば手を差し伸べる。

そう、きっとこれは“父性本能”っていうものに違いない!

親になったことがないからよくわからないけど…


最近、仕事もかなり覚えて、少し頼もしくさえも見える。

頼んだ仕事が早く出来ると、

「これでどうでしょうか?」と嬉しそう。

そんな姿が実に初々しく、グッときてしまう。


いつか彼から


「結婚が決まりました!」


って聞かされるんだろうな…


そんな日がまだ遠い先であってほしい。

そう願ってしまうのはいけないことだろうか?