遠距離恋愛ゲイの独り言〜ふたたび

旦那と15年以上遠距離恋愛しているゲイのブログ。日常の些細な悲喜交々を気の向くままに。

お仲間以外との遅い新年会

自分は普段、お仲間以外とは、勤務先の同僚を除き、殆ど飲みには行かない。

でも1つだけ毎年欠かさず参加するものがある。

それは、英会話教室で知り合った人達との会。


以前ブログにも書いたとおり、自分は趣味の一つとして、数年前から英会話のレッスンを続けている。


初めて入った教室で、自分がマンツーマンで指導を受けた講師は、ワシントン出身のDavidという50代の男性。

彼は教え方が上手で、とにかく熱心。

お陰で自分の英会話力は、かなりマシになった。


その時、事務をしていた受付スタッフのひとりに、E美さんという女性がいた。

彼女は、Davidと同じくらいの年齢で帰国子女。知的でいろいろ世間話をしたりするのが上手な人。性格も細やかで、結構気が合った。


当時通っていたのは土曜の夕方。

レッスンが終わると、Davidが次のレッスンに入るまで、受付の前で3人で話し込むのが常。最初は自分だけカタコトだったけど、しばらくすると、次第に慣れてスムーズに話せるようになってきた。


しかし残念なことに、ある時教室が突然閉鎖されることになり、Davidは某企業の英語講師へ、E美さんは転職、自分も別の英会話教室に移った。


その後、Davidの呼びかけにより、3人で食事をしたのがきっかけで、以降毎年1月に集まるようになったのだ。


食事の際の会話は英語のみ。

少し疲れるけれど、勉強になることが多く、何よりも楽しい(^^)


3人の共通点は、「旅行」好きだということ。自分とE美さんは欧米に憧れ、Davidは日本の温泉が大好き。


集まった際には、めいめいが前年に訪れた場所の写真などを持ち寄って、いろいろ話すのだ。

 

今年は自分が幹事役だったので、好きな焼肉屋を予約。

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去年Davidは城之崎温泉と下呂温泉へ、E美さんは夏にスペイン、自分はGWにオランダとベルギーへ。

自分は旦那とふたり、DavidとE美さんは、それぞれひとり旅。


当たり前のことだけど、海外旅行の話って、ここはどうだった、ああだったと、たとえそこに行っていないとしても、興味がある人同士で話しをすると、盛り上がり方が全く違う。

それと行っている最中はもちろん、行く前のあれこれ予定を考える時間と、帰ってきてからの思い出を反芻する時間が実に楽しく、それも旅の醍醐味のひとつかもしれない。

それらを共有し合えるのが彼らで、話しているとあっという間に時間が過ぎてしまうのだ。


実は、この3人には、旅行好きということの他にもう一つ共通点がある。

 

それは、全員「シングル」だということ。


といっても、Davidには成人した息子がひとり。E美さんにも大学生の娘がいる。

そう、DavidもE美さんも、バツイチなのだ。


英会話教室というのは、どこもそうだと思うけど、対話という形式をとることから、嫌でも自分自身について話せざるを得ないことがある。

つまり話しをしている中で、「家族は?」みたいな質問が当たり前のように出るため、Davidのことも、E美さんのことも自然と知ったのだ。


自分は他人にプライベートについてあれこれ踏み込まれるのがとにかく嫌で、少し前には別の習い事を辞めたくらい(過去記事:大人になってからの「習い事」)

 

cherrybeargo.hatenablog.com

 
英会話を始めた頃も、立ち入ったことは聞かれたくないと思っていた。

その点、DavidもE美さんの場合、心配は無用。3人とも「シングル」同士ということで、会話にファミリーの話題が上がることは殆どない。

もちろん時折、彼らの子どもや昔の伴侶の話も出ることはあるが、せいぜい「ああそう」程度。あとは専ら趣味の話題に集中する。


自分の場合は、「彼女」(ホントは彼だけど…)がいることになっていて、海外に行くのも「彼女」と一緒だと思われている。

なので、旦那の話をする際は、いつも「He」ではなく「She」と言い換える。

その時だけ、チクリと胸が痛む。


酔いが回ると時折、


(このふたりには打ち明けてもいいのではないか?)


なんて思う時もある。


でもシラフに戻ると、


(ああ、余計なこと言わなくてよかった)


と、少しホッとする。


彼らとは、あくまで「旅行の話を英語でする」という仲。セクシャリティのことなぞ関係ない。互いの家族やパートナーなどの話を殆どしないから、続いている面もある。


年1回の会食が始まった時は、とにかく楽しいこともあり、もっと頻繁に会ったり、旅行以外の話もして親しくしたい、なんて思ったりもした。


最近は、これくらいの関係が丁度いいのかな?と考えている。

「何でも話せるのがいい」とは限らない。

付かず離れず…そういう大人の仲があってもいい。


日頃は、

「お仲間以外とは親しくしない」

とか、頑なに考えてしまうこともあるけれど、もっと柔軟になってもいいのかも…


3人で1年ぶりに顔を合わせて以来、そんな風に思うようになっている。


いつの日か、ゲイだっていうことが、

「ああ、そうなんだね」って、普通の会話に溶け込むようになったらな…


そんなことを考えながら、お仲間以外との楽しい夜は更けていった。