遠距離恋愛ゲイの独り言〜ふたたび

旦那と15年以上遠距離恋愛しているゲイのブログ。日常の些細な悲喜交々を気の向くままに。

気になるブログ

気がつけば9月。

ブログを再開して1ヶ月が経過していた。


こんな自分如きのブログに、

いいね!やコメントを、そして読者にまでなってくれた方、ありがとうございます。


中には、全くゲイと異なるジャンルのブロガーさんもいて、

「いいんでしょうか?ゲイブログですが…」と思ってしまう。


数年ぶりのブログ再開を機に、いろいろな人のブログを読むことが多くなったが、世の中にこんなに大勢の人が開設しているんだと知り、正直びっくり。


ブログって、駅や街角などの“路上シンガー”に似てるな、って時々思う。

最初こそ数人しか聴いていなかったのに、歌い続けるうちに、いつの間にか一定数の聴衆がつくようになる。


ブログも全くの無名の人が発信しているものでも、内容によっては、物凄い数の読者が付いているブログもあるみたい。


自分が主に読むのは、やっぱりゲイの人が発信しているものが多い。


「この人の考え方って自分にそっくり!」

「こんなに素晴らしい感性持ってる人っているんだ」

「ああ、こういうことってあるよね」


と共感したり、思わず膝を打つ新しい発見があったりと、楽しくて飽きない。


そんな中、最近気になるブログがある。


敢えてタイトルは伏せるけど、

「夫がゲイ」だという女性のブログ。


結婚数年でゲイと分かったらしいが、3人のお子さんがいるとのこと。


離婚をせずに、ゲイの夫を巡る深い悩みや、お姑さんとの諍い、子供さんのことなど、毎回短く淡々と綴っている。

切ないけれど、とにかく前を向いて生きようという強い気持ちが表われている。


「こんな夫婦もいるんだな」

と不思議な気持ちになりながら、自分は奥さんよりも、

「ゲイバレした旦那さんは、何を考え、どうするつもりなんだろう?」

と、つい気になってしまう。


ブログによれば、旦那さんはすでに開き直っているようで、家族を持ちながら、平気でゲイ活も満喫しているようだ。


もちろんブログは奥さんの視点で書かれているので、実際のところはわからない。


もしも自分が今の旦那と出逢っていなければ、きっと無理してでも女性と結婚していたことだろう。

そして妻の目を盗み、こっそりゲイ活をする日々を送っていたに違いない。


今でも、

「結婚したら…」「子供ができれば…」

と、様々な“タラレバ”で、悩みの全てが解決するのでは?と考えてしまう時がある。


だが、この女性のブログを読むたび、そんな考えがいかに愚かで浅はかであるか、思い知らされる。


2009年から始まっているそのブログは、時を経るに連れ、少しずつ奥さんの心境に変化が見え始める(もちろん壮絶なことに変わりはない)。


達観? 諦観?


そして、去年の5月以来更新されていない。

お子さんが発達障害の治療をされているということで、今はそのことで頭が一杯らしい。


肝心のゲイの旦那さんとは、離婚もせずに、すっかり“普通”?の家族として生活しているようだ。

奥さんは

「夫がゲイであることを意識しなくなった」「安易に離婚しないでよかった」

という。


最初の記事から、最後まで通して読むとまるで映画にでもなりそうなブログ。


もちろんそんな綺麗事ではなく、極めて稀有な例であり、今の心境に至るまで、奥さんにとっては、筆舌に尽くしがたい辛さがあったことは想像に難くない。

 

旦那さんへの世間の評価は、「あまりに身勝手過ぎる」と非難轟々であろう。

でも自分はこの旦那さんのことを、少しだけ羨ましく思ってしまうのだ。