遠距離恋愛ゲイの独り言〜ふたたび

旦那と15年以上遠距離恋愛しているゲイのブログ。日常の些細な悲喜交々を気の向くままに。

旦那が打ち明けた相手

ゲイであることを身近な人(家族、友達、職場など)に打ち明けている人って結構いるのかな?

有名人ならいざ知らず、一般人は相当勇気いるだろうね。


人それぞれだろうけど、自分は誰にも話したことがない。

これまで、そういう話をするような機会がなかったこと、またそれ以前に、打ち明けたいと思うような人が周りにいなかった。

いつも胸にずっと秘めたまま。


もしも今の環境において、何かの拍子で、ゲイでない誰かに打ち明けたとする。

そして興味本位にあれこれ聞かれた挙句、

「理解してあげる」みたいなことだけは、言われたくないんだよね。


この夏、旦那が熱中症で病院に運ばれた時、自分にいち早く連絡してくれたのは、Yさんという女性(過去記事「暑さを忘れた日」参照)。

cherrybeargo.hatenablog.com

 

このYさんという女性は誰なのか?

最近、名前こそ旦那の話によく出ていたが、詳しくは知らされていなかった。


聞いてみると

「仕事の関係者で、米国勤務の際一緒だった仲」だという。

数年前に現地で米国人と結婚し、半年前に夫婦で帰国したそうだ。


電話をくれた時、てっきり若い女性だと思っていたが、年齢は殆ど自分と変わらないという。


旦那の話はまだ続く。


「向こうで一緒に働いていた時、まだ結婚前の彼女から“付き合ってください”って告白されたことがあるんだよ。すぐゴメンなさいしたけどね」


あ~そうなんだ。


「一瞬気まずい時期もあったけど、今は昔以上に仲良いよ。彼女とは波長が合うから」


でも何であの時Yさんは、自分に電話を?


「…彼女に最近打ち明けたんだよ」


何を??


「うん………ゲイだってこと」


え?言ったの!

どんな反応だった?


「“話してくれて嬉しかった”って、信頼してくれていると思ったんだろうね」


旦那は、Yさん以外に彼女のご主人(米国人)にも一緒に話しを聞いてもらったと言う。


「今後彼女と頻繁に会うことが多くなって、ご主人が変な心配をしないようにね」


ふーん。


「それと…君のことも言ったよ」


え~! 何で?

別に話さなくてもよかったのに…


「万一、この前みたいに何かあったら君にすぐ連絡してもらえるようにさ」


そんな縁起でもない…


何故、Yさんが電話してくれたのかは分かった。でも何だか複雑な気持ち。


今まで、旦那と自分の関係は2人だけのことであり、誰かに敢えて話す必要もないと思っていた。

それが、Yさんという第三者がいきなり登場。


彼にとっては、若い頃から知っていて、好意を寄せてくれるYさんに、何でも打ち明けたいという気持ちになったんだろうけど。


そして追い討ちをかけるように


「彼女が君に会いたいって言ってるんだよね。だから来月君がうちに来るとき、一緒に3人で飲もうってことにしたから…」


は?

こちらは別に会いたくないけど…

また相談もなく勝手に決めちゃったの?

何で??

思わず強く言ってしまう。


「これからのことを考えると、お互い顔見知りになっていてもらいたいんだよ」


そう言われると、返す言葉がない。


確かに旦那の言い分にも一理ある気がする。

共に歳を重ね、いつまでも若いままではいられない。10年以上も付き合い、未だ離れて暮らしている以上、「恋だの愛だの」だけでは済まされないことは十分承知しているつもり。

Yさんみたいな人が旦那の近くにいてくれれば、自分も少し安心である。


(やっぱり会ってきちんと挨拶しておくべきなのかな?)


分かってはいるけれど…何となくモヤモヤしたものが心にまとわりついて離れない。


旦那からの提案に、素直にいいよ、とまだ言えない自分がいるのである。