遠距離恋愛ゲイの独り言〜ふたたび

旦那と15年以上遠距離恋愛しているゲイのブログ。日常の些細な悲喜交々を気の向くままに。

2丁目で“ゲイ活”をしていた頃

最近、朝起きるのが辛くて仕方がない。


(眠い…もっと寝ていたい)


月曜朝から、早く金曜日の夜になることだけをひたすら待ち望む日々…全く情けない


20代の頃はこんなではなかった。

旦那に出会うまでの数年間は、ほぼ毎週金曜日、せっせと2丁目通いをしていたっけ。


理由?それは、オトコ探し(笑)

とにかく彼氏が欲しかったのだ。


もう10年以上も前になるんだな~遠い目。


当時メル友だった某ブログの管理人さんにお願いして、初めて行った2丁目。


でも、デビューは散々なものだった(連れて行ってもらって文句言うのもアレだけど…)

cherrybeargo.hatenablog.com

 

それから1カ月くらい経った後、今度は1人で同じ店に行き、早速隣のイケメンに誘われ……

 

ってなことがあるわけがない( ˘ ˘ )


出会ったのは、「サワコ」という当時30代後半の毒舌オネエ。


サワコは、

六角精児? 南海キャンディーズの山ちゃん?

のような風貌。

言っちゃ悪いが、お世辞にもモテ系タイプではなかった。


彼は、松田聖子松任谷由実浜崎あゆみ安室奈美恵の大ファン。

その日は中森明菜を熱唱してたっけ…振りも完コピ(笑)


一見すると敬遠しそうなタイプだが、とにかく気さくで頭の回転の早い、ウィットに富んだ会話の出来る人。

隣に座って、すぐ話しかけられ、意気投合!


その後、サワコの友達の、

ナンシー(亡ナンシー関そっくりさん)、

ノコ(閉店まで残ってるからこのアダ名)

も交えて、毎週末2丁目のいろいろな店に出向いてた。


当時みんな何故か女性の名前をゲイ名にしてた。

自分は普通に名前に「ちゃん」付けで呼ばれるか、機嫌が悪いと「ちょっと、そこのブス!」って言われてた(^^;


それはそうと、


サワコのすごいところは、イケメンでもガタイが良いわけでもないのに、とにかく何処に行っても、全く物怖じしないこと。

いつでも堂々として凄いなぁ~って思ってた。


彼は、その人懐っこい性格から顔が広く、行く先々でいろんなオトコを紹介してくれたり、自分に代わって声をかけて引き合わせてくれた(いずれも実らなかったけど…)。


それにしても、2丁目は自分と同様「年上好き」の多いこと!

でも圧倒的なタチ不足!需要と供給のバランスが…

それでも懲りずに、自分はサワコとその仲間達とつるみ、あちこちの店に顔を出して“ゲイ活”してたっけ。


やがて、1年半くらい経ったある日、サワコらとの関係にも変化が訪れる。


きっかけは、当時やっぱりよく通っていた店のマスター(50代くらい)の言葉。


その日も、いつもどおりサワコと待ち合わせをするために、自分は先に店に来ていた。まだ店にはマスターと常連数名のみ。


「今日もサワコと待ち合わせ?仲良しね~」と、マスターとしばらく他愛ない話が続く。


ふと、


「ねえ、このブーケどう思う?」


とカウンターの隅に置いてある花瓶の花束を指しながら、尋ねるマスター。


その花束は、数日前に、お客の誰かが持ってきたものなのか、一部萎れて全体的に元気がない。

自分は素直にそう言った。


すると、マスターは、

「そうでしょ?全然綺麗じゃないでしょ?じゃあ、これだけだったら?」


その中で1本だけ、まだ元気な花を取り出し、隣の一輪挿しへ。


「全然違う…これだけの方がいいのに」


「でしょ?」と得意顔のマスター。


(ん??何?生け花のレクチャー??)


「あのね、この花は、◯ちゃん(自分のこと)なのよ!」


(え?自分のこと?何で?地味だから?)


「何でわかんないのよ?サワコらといつも一緒だと、同じように見えちゃうよ!十把一絡げになっちゃうよ!自分がない子みたいだよ!たまには単独行動してごらんよ!」


マスターからは次々と、辛辣かつ的確な言葉が溢れ出る。


隣の常連さんも笑いながら頷いている。


(そんな風に見られていたんだ…恥ずかしい)


胸にグサッときた。


2丁目のマスターって、一家言ある人が多いよね。


以来、サワコらとは以前ほどつるまなくなった。

ようやく一人立ちし、いろんな店でゲイ活を継続。

マスターの言うとおり、以前より小さな出会いが増えていった。

今の旦那と出会うのは、この後もう少し先のこと。


マスター、今も元気にしてるだろうか?

何だか2丁目が無性に懐かしい。